2015.03.24

 ビッグデータセミナー講演  大阪商工会議所

3月19日大阪商工会議所様のお招きで「ビッグデータセミナー」の講演をさせて頂きました。ご招待と貴重な機会に感謝申し上げます。120名ほどの社長経営者層や関連される方がご参加になり、関心の高さを肌で感じることができました。ビッグデータは確かに浸透し始めています。新たな技術はビジネスチャンスでもあり、発想次第では新たな仕事や商品が創出できると思います。勿論、データをかき集めるだけでは逆に厄介なものになり、使われなくなることも想像できます。自動車業界で育った私として、今回のセミナーでは製造業目線でKMCのイノベーションの取組みをご紹介させて頂きました。製造現場で生成されるデータには、製造データ、検査データに始まり、製造条件データ、加工データ、保全データ、温度などの工場環境データ、作業者データ、入出庫管理データ、不具合管理データ、不良品分析データなど膨大な「ビッグデータ」となる。問題は何のためのデータ収集で、どう利益に結び付けるかということにある。利益化の源泉は、効率化による原価低減と不具合削減にある。もう一つは、昨今重要視されている品質保証にあり、M2M技術を活用した生産設備と製造データ・不具合・メンテナンスなどのデータとのマッピング技術による分析も重要だ。とくに品質保証上、人による書類記録ではなく、ICTによるデジタルデータのトレーサビリテイは必須である。中国工場などで問題になる”虚偽”記録を排除しないと会社をひっくり返す重大クレームにつながる恐れがある。過去トラ活用やデータから読み取れる不具合の予知・予防はこれからの製造体制の重要なファクターであり、その取組みは企業の将来を左右する。グローバル生産移行と国内空洞化で弱体化した中小企業とてで同じだ。提案させて頂いたのは、「ケイレツネットワーク」での完成車メーカ、Tier1、Tier2、金型メーカ含めた水も漏らさないグループ企業の品質保証体制の構築である。KMC発の電子カルテや、ナレッジ電承ですでにその取組みは始まっている。 KMC代表取締役社長 佐藤声喜