2019.08.23

エンインダストリーズとKMCが技術・販売提携&プレスAIセンサー発表、日刊工8月7日

新製品「プレススライド一体型高感度、高耐久型センサーと予知予防AIシステム」

 

 

プレス部品業者を中心に不具合や生産性の向上を目指したIoTM2Mシステムの需要が高まってきた。

 

特に、カス上がり、二枚抜きという順送プレスの2大不具合撲滅は大きな課題となっており、そこに顧客からのプレス部品の原価低減が求められSPM(サイクルタイム)短縮の要望も強い。その解決に向けてKMCH30年度サポイン(戦略的基盤技術高度化事業)で「プレス成形不良ゼロを実現するスライド一体型高感度、高耐久型センサーと予知予防AIシステム」を開発した。製品化にあたり、高感度・高耐久な半導体センサー(測定範囲500μSt)とM2Mシステム:Σ軍師(マルチセンサー対応リアルタイムデータロガー)とIoTM-Karte(工場4M情報管理システム)を組み合わせたプレス工場向けIoTM2Mシステムとして販売を開始する。

 

製品化の共同開発体制として、従来からピエゾセンサーによる高精度プレスモニター「PLM01」を開発し、精密プレスメーカに販売実績のあるエンインダストリーズ(株)(山田英二代表取締役社長)が担当し、実際のプレス機での実用化テストを(株)山口製作所(山口貴史代表取締役社長)がそれぞれ担当した。

 

特色は、従来プレス型への2点ないし4点のセンサー装着が主流であったが、金型毎にセンサーが必要となる事やセンサーの個別配置が難しくなること、プレス金型内への配線の問題などのほかシステム価格が高価ななる事も含めて、金型内からの多くの情報を取ることが困難であった。 新システムは、金型とプレス機の間にセンサープレートを設け、そのプレート内に16点の高感度半導体センサーを装着することで、パンチピン一本の破損まで監視できることや、2枚抜き、カス上がりには16点の荷重変化を個別監視監視し、疑似的な面での荷重変化を画像化するシステムである。荷重変化データからプレス不具合の予兆監視するAIシステムの機能をもつ。(特許申請中) プレス機にも金型にも依存しないシステムが特色で、一度プレス機にセットすれば各金型に対応できる。

 

販売価格は650万円/セットを予定していて、今年度はサンプル出荷、来年度から本格販売で年間2億円の販売を見込んでいる。 この面荷重センシングシステムのほか、KMCのM-Karte、Σ軍師、QR銘板とエンインダストリーズのピエゾセンサー、PLMを組み合わせた製品群の相互販売契約を締結した。 精密プレスモニタリングなどの商品とプレスノウハウを持つエンインダストリーとのコラボにおけるIoTM2Mシステムを、多くの販売実績をもつKMCのアライアンスで、プレス現場の製造ノウハウ含めたワンストップサービスを展開して行くことを大きな特色としている。

 

2019627日 (株)KMC   代表取締役社長 佐藤声喜