今さら聞けない「製造業のDX」を基礎から解説します!
KMCの「お役立ち情報」では、「製造業のDX」を基礎からわかりやすく解説していきます。
第1回となる今回は、製造現場に存在する設備データの取得について取り上げます。
製造業におけるDX導入の目的は、なんと言っても「現場の改善」。
ですが、DX時代におけるこれからの改善は、製造データを「取る」→「見る」→「分析する」→「活かす」という『デジタルカイゼン』が求められます。
製造データを「取る⇒見る→分析⇒活かす」デジタルカイゼン
■データによるデジタル保全・・・無線センサが現場課題を一挙解決!
例えば生産設備の保全。
良品の製造条件の維持や設備故障の防止には生産設備の定期的な保全が重要ですが、「人がいない」「ベテラン技術者が退職」「設備が高度化」など、設備保全を取り巻く環境は大きく変化しています。
そこで、製造現場に必要な経験や研ぎ澄まされたベテラン技術者の五感に変わるツールとして、センサがその役割を果たします。
■センサが設備保全
生産設備は使っていけば当然老朽化します。季節が変われば工場内の環境ももちろん変化します。
「設備が異常だ!」「振動がする!」「設備が熱い!」「モータ出力がでない!」「工場の温度が高い!」「湿度も高い!」
生産設備や工場内の変化や異常について、是非一度センサを使って調査してみましょう。
KMCが提供する無線センサ「StethoscopeⅡ」は、軽量・コンパクトで様々な種類のデータ取得が可能。
保全員や作業者に変わり、デジタルで正確なデータをリモートで取得します。
■何が変わるの?
今までの設備保全は紙への記録が主体。どちらかというと形骸的な作業であり、保全にはなりません。
一方、センサは正確かつ自動で設備保全用のデータを収集します。収集したデータはパソコンに自動で保存されるので保全データをデータベース化することで、計画メンテナンスにも役立てられます。
センサを使うことで、だれでも正確に保全状態を記録できます。
具体的には以下の作業がDX化され、「デジタル点検」ができるようになります。
1)始業点検
2)週次点検
3)月次点検
4)突発故障時点検
製造現場のDX化を始める第一歩として、設備保全のデジタル化から始めてみませんか?